平成28年12月15日(木)14時25分〜15時15分の50分間、北海道鵡川高等学校音楽室において、高校三年生向けの出前教室を実施しました。今回、事前に苫小牧支部の清野支部長と打ち合せをしたうえで、当日には苫小牧支部からも参加協力を頂き、無事に出前教室を実施することができました。
高校三年生という学年は、(実施日の)数か月先には就職や進学等により生活環境が変わる可能性があること、数年先に成人となり自立した生活を築いていくことになる年齢である、などの理由から、対外広報部では、今回の出前授業のテーマとして、「今後の身近な行政手続きでの住民票などの証明書について」と「これから社会出ていく場合に注意すべきこと」という2つを選びました。
最初に高校卒業後、親元を離れて大学や就職先の近くにアパートを借りるということを念頭に置いて「アパートマンションを借りる際の注意事項」というテーマで、行政書士会北海道ADRセンターの河上隆センター長が授業をしました。
北海道ADRセンターでは実際に敷金の返還・原状回復義務に関するトラブル事例の調停を行っていることから、それらの事例を具体的に取り上げたうえで、「契約時の注意事項」として、契約に際して事前の確認が重要であると説明していました。
<<河上隆ADRセンター長>>
続いて本会の宮元仁副会長が「社会生活の法律と行政手続き」というテーマで、「権利と義務とは何か」と「役所での各種証明書の請求」について、豊富な資料を参考に授業しました。
最後に、生徒の皆さんに「志を持ちビジョンを立ててチャレンジしてほしい。」というメッセージと共に、「夢や希望に向かう権利は無限である。」という素敵な言葉で授業を締めくくりました。
<<宮元仁副会長>>
教育現場での出前教室は、対象年齢や環境により内容を変える必要があり準備が大変ではありますが、これからも、本会が教育現場で出前教室を実施することで、よりよい広報活動につながることを期待しています。