平成27年度 入管業務研修 開催報告書
報告者 山本 淳一
1.開催概要
日 時 平成28年3月9日(水) 13:30〜15:00
内 容 「入国・在留手続について」
講 師 札幌入国管理局 審査部門 統括審査官 吉見 明朗 氏
会 場 北海道自治労会館 3階中ホール
対象者 申請取次届出済行政書士
2.開催報告
平成28年3月9日、札幌入国管理局審査部門統括審査官・吉見明朗氏に講師としてお越しいただき、申請取次届出済行政書士を対象とした平成27年度入管業務研修を開催した。
研修は、資料として配布された法務省入国管理局作成「出入国管理のしおり(2015)」に沿って行われ、主に出入国に関する制度および近年の出入国管理対策に関してお話いただいた。
出入国に関する制度については、在留資格認定証明書の利点や平成18年に新設された永住許可の要件に関するガイドラインがホームページに掲載されていることなどが紹介された。
次に、近年の出入国管理対策に関しては、平成27年にクルーズ船の乗客(短期滞在者)に対しても再入国許可制度が適用となったこと、中長期在留者の在留期間が最大3年から5年に伸長されたこと、平成27年より上陸時に在留カードが交付される空港が新千歳空港を含む7空港に増えたこと、新たに退去強制事由が追加されたことなどが説明された。
短期滞在者のみならず、中長期滞在者が今後益々増加すると予想されることから、受講者は熱心に講師の話に耳を傾けていた。また、本研修には、申請取次業務を数多く経験された方から未経験者まで多数の申請取次届出済行政書士が受講したが、講師の吉見氏が丁寧に分かりやすくお話くださり、入国・在留手続を振り返る上でも、新たな知識を得る上でも大変有益な研修であった。