「知的資産経営WEEK2014シンポジウムin札幌」開催報告

Topics 2014.12.01 20:49:44

北海道行政書士会 業務企画部 江谷清和
 
 晩秋を迎えた、平成26年11月17日(月曜日)「知的資産経営WEEK2014シンポジウムin札幌」をホテルポールスター札幌において開催いたしました。開催にあたり、主催者として日本行政書士会連合会北山孝次会長、北海道行政書士会吉村学会長の挨拶ではじまり、来賓としてお招きした北海道経済産業局局長秋庭英人様の来賓の挨拶で盛大に開催されました。当日、シンポジウムの聴講者は一般19名、行政書士114名、合計133名の御来場を頂きました。

 今回の知的資産経営WEEKは北海道札幌市での開催ということで、タイトルを「北海道をもっと元気にする“知恵と工夫”はここにある」、サブタイトルとして「そこまでやるか北海道!」と致しました。地方経済が低迷し勢いも元気もない状況下で、北海道らしさを前面に知的資産経営に取り組む経営戦略を考えるものでした。
 第1部「基調講演」は、総合監修をお願いした龍谷大学政策学部中森孝文教授をお迎えしました。中森教授は知的資産経営の分野における第一人者で、北海道産品には生産から加工、販売と各分野での「こだわり」をもった経営者の言葉を見聞きすることから、「こだわりの活かし方(こだわりを付加価値につなげるために)」というタイトルで基調講演を頂きました。

 第2部「行政書士の知的資産経営事例報告」は、北海道行政書士会から新田和代会員・江谷清和会員から具体的な取り組みに対する事例報告がなされました。
 第3部「パネルディスカッション」では、モデレーターとして中森孝文教授が司会進行をおこない、金融機関、農業生産法人、デザインコンサルティング会社、そして行政書士による議論は示唆に富み、行政書士には、「どのようなスキルを求められ!」「どのようにお応えできるか!」も併せて議論頂き、我々行政書士が積極的に中小企業支援を行っているが、さらに知的資産経営へ取組むことにより、北海道の中小企業がもつ「こだわり」を強みに変える推進力となることを示唆するものでした。