北星学園大学での模擬ADR調停体験講演会のご報告
行政書士会北海道ADRセンター
副センター長 深林 恭広
日時:令和元年7月16日(火) 16:20~19:00
場所:北星学園大学C館7階702教室
講師:行政書士会北海道ADRセンター 河上隆センター長、名古屋裕一副センター長、深林恭広副センター長
令和元年7月16日(火)、北星学園大学において、同大経済学部経済法学科足立清人教授ゼミの学生18名を対象に、行政書士会北海道ADRセンターによる行政書士の職業紹介とADR調停の体験を内容とした講演会が開催されました。この講演は、学生が外部の実務家による講演会の企画に携わり、積極的に交流することで、学生の学習活動・社会的活動への主体性を育んでいくという、足立教授の教育活動の一環として行われている授業に、当センターがご協力させていただくという形で実現しました。
講演の前半では、行政書士の多岐にわたる業務やその魅力を実例を交えてご紹介した他、11月に行われる行政書士試験についてもご案内しました。
後半では、当センターでの「自主交渉援助型調停」の概要を説明し、賃貸住宅の原状回復に関する事案を題材として、模擬ADR調停を体験していただきました。学生には調停人など当事者の役になりきって一生懸命取り組んでいただきました。特に調停人役の方には、当事者の異なる言い分や隠れた本音にまでしっかり耳を傾け「傾聴」することが、普段のコミュニケーションにおいても非常に重要であることを実感していただけたと思います。
講演中は多くの学生の皆様に発言していただき、また模擬調停では当センター役員も当事者役として参加いたしました。このように多くの学生の皆様との交流を通じて、行政書士という職業を身近に感じていただけたのではないかと思います。