北海道行政書士会は夕張市に対して、財政破綻後より業務支援を継続して行ってまいりました。10年を経過して一区切りがついた今年度、全国的に注目されており、また夕張市においても喫緊の課題となっている空き家等問題に対する取り組みが新たなテーマとして浮上し、夏頃より業務企画部空き家等対策専門員ワーキンググループが中心となって同市建設課との間で具体的な支援体制について協議を進めてまいりましたが、その成果として、年末も押し迫った平成29年12月21日、夕張市役所会議室において、北海道自治体として初となる「夕張市における空き家対策に関する協定書」を調印するに至りました。
調印式の席上、鈴木市長から「夕張市は財政破綻10年の節目を迎える。RESTART(再スタートする)を掲げているこの時期に北海道行政書士会から新たな支援・協力を受けることはうれしい。道内初のモデル的事業となるよう取り組んでいく。」とお話しがありました。これを受け宮元会長は「夕張市の空き家等対策、コンパクトシティ化を始めとする様々な取り組みに対し今後ともいろいろな支援を行なっていきたい。」と話しました。
本協定書に基づき北海道行政書士会は、夕張市で定期的な空き家に対する無料相談会、空き家等の調査への協力、不動産の適正な流通の支援、空き家等を活用した創業支援サポートを行ってまいります。
調印式が行われた会議室には、夕張市総務部が作成された夕張市章、RESTARTのマーク、行政書士徽章及びたくまくんがデザインされたバックボードが設置されており、調印式の雰囲気を盛り上げました。
・夕張市出席者
市 長 鈴木 直道
理 事 富山 高明
建設課長 鈴木 茂徳
建設課主幹 笹崎 芳行
建設課主査 草野 憲蔵
・北海道行政書士会出席者
会 長 宮元 仁
副 会 長 榎又 政浩
業務企画部長 北村 資暁
業務企画部次長 酒勾 桂子
業務企画部理事 大井 義信