春の気配を感じる3月14日(金)13時半から本会館2階研修室において申請取次行政書士管理委員会主催により「第3回入管業務研修会」が開催され、北海道内の会員35名が参加しました。
第1部は法務省札幌入国管理局審査部門統括審査官の白寄禎氏から「入国と在留手続き」に関しての詳細なご講義をいただきました。参加者からの質問にもご丁寧にご回答をいただきました。
第2部はNPO法人エスニコ代表理事の芦田科子氏から「外国人支援の現状について」の内容で、活動報告書等の貴重な資料もご提供いただき、医療に関する支援を中心とした様々な活動のご紹介と、道内外の外国人支援の現状をご説明いただきました。
最後に、委員会から今年度事業にご参加へのお礼と次年度事業予定等をご説明し3時間の研修会は終了しました。
3月11日の閣議で出入国管理法の改正案を決定するなど、入管法改正に関しての政府の新たな動きがあったこともあり、参加者は熱心に講師の話に聞き入っていました。
<<第1部の様子>>
<<第2部の様子>>
今年度の1回〜2回目の入管業務研修会は、母の介護の為受講できなくて、今回初めて出席しました。
今回は第1部と第2部の2部構成でした。
私は、旭川の国際交流委員会の委員をしている関係から第2部の法人エスニコの芦田様の講演が印象に残りました。活動は、外国人医療のサポート活動や異文化交流活動などをやっているそうです。
ボランテァや安い通訳料に頼っているのは旭川も同じです。近頃は、入管でも健康保険の加入チェックを行っていますので、在留外国人の方は健康保険に加入するようになっては来ていると思います。
しかし、台湾の通訳をしている方の話を聞くと旅行者で病気になる方もいますので、緊急に受診できる病院、無保険の方の治療費等の問題が多くなってきているようです。
第一部では札幌入管の審査官である白寄氏より入国・在留手続きについて講演していただきました。
基本に則した解説、わかりやすい資料のおかげで申請取次業務のポイントを再確認することができました。
われわれ申請して許可をいただく側の行政書士と許可する側の入管審査官。互いに拠り所とするのが入管法(出入国管理及び難民認定法)であることを改めて実感した次第です。 第二部では外国人医療サポートを行うNPOエスニコ代表芦田氏より講演していただきました。
一見ハードルが高そうな活動ですが、具体的な事例をもとに経験者ならではのお話を伺い、行政書士として外国人サポートにどのようにアプローチするか等、これからの申請取次業務にいくつかのヒントをいただきました。
今回の研修を企画していただいた申請取次行政書士管理委員会の皆様に感謝申し上げます。