秋晴れの9月12日(木)13時半から16時までの間、札幌市教育文化会館にて「第1回入管業務研修会」が開催された。北海道内の会員57名が参加し、宮元副会長からご挨拶をいただき、業務企画部と申請取次行政書士管理委員会の共催で行われた。予定数を大幅に超える申し込みがあり、急遽希望者全員参加として「はじめての入管業務 初級編〜申請書を書いてみよう!〜」を実施した。
第1部は、当委員会の委員から「在留資格認定証明書交付申請について」の基本的な説明の後、実際に参加者は申請用紙へ記入作業を行い、引き続き申請書と添付書類について学んだ。
第2部は参加者全員で会場内の机を移動し、ワークショップ(WS)「入管業務を業務として行っていくために」を開始して、基本テーマ「顧客確保の問題と自己研鑽(知識・情報の収集・行政書士間の連携)の問題」を6テーブルに分かれて各リーダーを中心に進行した。
新しいスタイルの研修会に少々戸惑う参加者もありましたが、各グループは名刺交換から簡単な自己紹介の後に、申取業務経験者と未経験者間で基本テーマについて活発な意見が交わされた。その後、各グループから話し合いの結果が発表された。最後に、江谷業務企画部長からのまとめのご挨拶をいただき研修会は終了した。
本会では初めてのWS形式の研修会でしたが、今回の目的は申請取次業務の基本的な知識の習得と会員同士の連携構築のきっかけ作りでした。
参加者からは、同様の研修会の継続の希望等の意見も多く寄せられました。
今後も会員間の情報交換・交流を深めていく機会を設け、会員にとって役立つ委員会としての運営を実施していきます。
(文責:申請取次行政書士管理委員長 成田眞利子)
<<ワークショップの様子>>
<<ワークショップでのグループ発表結果>>
----
【アンケート集計結果】(第1回入管業務研修会)
1 今回の研修会に参加して良かった (はい 49) (いいえ 1)
2 研修内容は解り易いものだった (はい 50) (いいえ 0)
3 今後の業務に役立つ内容であった (はい 48) (いいえ 1)*未回答1
4 今後の、入管業務に関しての研修会に期待すること、
ご希望のテーマなどご意見・ご希望等がありましたらご記入下さい。
① 入管業務は奥が深いと改めて思いました。経験豊富な先輩のお話が伺えて
とてもよかったです。
② 入管業務の知識ゼロからの研修でありがたかった。それでも個々人が発言の機会も
あり大変良かった。相談できる仲間ができ感謝いたします。
③ ワークショップでは、問題意識の共有ができたが、次回以降は具体的に事例検討や
渉外業務の体験報告を期待したい。
④ 配布資料はよかったが、研修内容は期待したものからは離れていた。
⑤ 中級編、上級編と設定いただき、成功例とともに失敗例を詳細に解説いただけるような研修会を希望します。
----
【研修会感想(1)】
網走支部 成田 樹
今回、入管業務研修会「はじめての入管業務 初級編」に参加させていただきました。
入管業務研修は申し込み締め切り日までには、ほぼ定員に達するほど関心のある業務研修です。今回も、締切日前には定員に達していましたが、会場を変更するなど申込者全員に受講の機会をいただき、参加された会員もさることながら申取委員会の皆様の熱意を感じられました。本当にお疲れ様でした。
研修につきましては、ワークショップ形式を取り入れ、受講者全員が参加し、双方向に意見交換等を行うことができ内容の充実した研修会でした。
また、各グループによる発表では、実務的なエピソードや業務の獲得の仕方等のお話をしていただき、今後の業務に大変参考となる内容でした。
今後もこのような研修会をとおして学び、届出済行政書士が活躍する場を広げていただければと思います。
【研修会感想(2)】
函館支部 太田 宏樹
私は入管業務未経験者ですが、この度「第1回入管業務研修会 “はじめての入管業務 初級編”」を受講させていただきました。
第1部の研修では実際に申請書類に記入していく模擬演習もあり、普段見慣れない英語交じりの書類に悪戦苦闘しましたが、業務の雰囲気を少しだけつかむことが出来ました。
第2部のワークショップでは、グループに分かれて入管業務についての現状の悩みと解決策について議論しました。他支部の諸先輩方や同期の先生方と議論を交わすことで、普段なかなか聴くことの出来ない貴重な経験談や情報を共有することが出来ました。
業務知識の習得だけでなく、行政書士業務全般についての心構えを学ぶ上でも大変有意義な研修会でした。